教室でのおせっかい焼き。
「質問ないですか」
「わからない箇所ないかな」
勉強の秋を迎えています。
質問の仕方に加えて
学ぶこと全般の段取りがよくなる
オススメのひと手間があります。
国語辞典を引いてみることです。
(国語に限らず!)
苦手なことが一般常識なのか、
どこまで最低限、把握するべきか、など
ひとつの基準として使えるので
便利です。
わたしの学生時代は
スマホはありませんでしたので、
辞書を引いて、
意味が載っていなければ
直接質問してよい!
というルールにもとづいて
疑問を解消していました。
レストランで働いていた時
キッチンからコックさんの
「サラマンダー!」
と言う声がしばしば聞こえてきました。
サラマンダーは地獄の蛇です。
後日教えてもらい、
サラマンダーは火力の強いオーブンだと
知りました。
「オーブンに火を入れろ」
という意味だったのです。
こちらの神妙な顔つきに
コックさんは苦笑していました。
辞書デビュー前の子ども時代は
さらに困りました。
クラスのお友達が
「ひかるげんじのマネ!」
と、長いマフラーを鉢巻のように
頭に巻き、歌っていたのです。
そんなはずはない、と思いました。
ひかるげんじ…
テレビをあまり見ない家庭でしたので
「昔のお姫様のような話のはず」と
親に確かめたところ
「そうだよ(平安時代)」。
その年の運動会で
「パラダイス銀河」のダンスを踊ることで
ローラースケート&鉢巻のお兄さんたちを
知ることになりました。
しゃかりきコロンブス…
昭和の終わり頃の出来事です。
学生の皆さん
丸バツに一喜一憂するのではなく
解答集に目を通したり、
解説をじっくり読んで
「ここまでは理解できる」を
自分で把握できるようになりましょう。